製油所向け加熱炉出口ヘッダー製作
製油所向け加熱炉出口ヘッダーの製作事例をご紹介します。全長21m、外径600mm、重量16Ton／基で2基製作しました。製作グループ・溶接グループの精鋭部隊が日々悩み苦しみ試行錯誤を繰り返しながら作り上げた付加価値の高い製品です。既設品は30年以上も使用され老朽化しているとのことで、今回は当社に再製作の話が舞い込んできました。既設品の製作期間はおおよそ10ヶ月間であったそうですが、今回当社での新規製作期間はおおよそ6ヶ月間と､非常に短い期間での製作となりました。
主要材料として、胴はSB480M、高温部はSUS310Sなど、その他SFVC2A、SFVAF1、SS400と多種にわたる材質の組み合わせがあり、溶接施工方法も10種類にも及び、溶接材料の選定や溶接作業管理には慎重さを余儀なくされました。製作にあたっては、ハイクオリティーな寸法公差・ひずみ精度、非破壊検査等の要求が突きつけられました。
特に既設加熱炉と配管で取り合う部分のヘッドキャップは多数あり、単体での製作・溶接や、１体物に組み上げる工程での曲がり・ピッチ・レベル等を規定公差内に納める作業には大変苦労しました。塗装も初体験の示温塗料という塗料を使用しました。これは温度変化により色が変わるという優れものです。
最終的には、お客様から既設品よりも高品質な製品ができたとのお褒めのお言葉を頂き、当社の技術力を大いにアピールできたのではないかと思います。今後につながればと期待大です！
その他機器（製作事例）一覧
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プロジェクト推進に貢献します。
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