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製作事例のご紹介

食品会社向け蒸発缶製作

突貫工事にて補修を行ったことがきっかけで受注に結び付きました!

第一種圧力容器構造規格に適用!

蒸発缶(縦型熱交換器)の製作事例をご紹介します。お客様は化学工業製品や業務用食品事業を製造する会社です。私たちが受注する前の年の定期補修工事の際に既設品が老朽化により腐食漏洩し、当社が突貫工事で補修をお引き受けしたことがきっかけで今回新規製作のお話をいただきました。

既設品はシェル部分がカーボンスチール製でしたが、今回は腐食等を考慮し耐圧部材はオールステンレス製に変更し、総重量8.4t/基で2基製作です。

適用規格は第一種圧力容器構造規格(縦円筒形多管式熱交換器)です。当社では過去に28種もの第一種圧力容器の製造許可を取得していますが、種類・型式・溶接条件・板厚制限等本製品に合致する許可が無く、新たに製造許可を取得する事となりました。また、本件はタワー内に熱交換器が組み込まれているタイプで、検査、耐圧等の手順を誤ると後戻りができなくなるといったとても難しい製品でした。やはり経験と実績がモノを言う仕事だと改めて痛感しました。しかしながら製作課のみなさんの緻密な製作手法が品質向上に大きく反映されると共に、溶接課のみなさんも底力を発揮してくれました。そして先行でシェル部分の耐圧試験を無事終了、次に3分割品を一体物に組立てての耐圧・気密試験も無事合格することができました。最後に塗装を行い、お客様の希望納期通りに無事納めることができました。

【製作担当者苦労談】

ステンレス材はカーボンスチールと比較すると熱影響が大きく、特に今回は板厚が当社として扱うものとしては薄いほうですので、毎日がひずみとの戦いでした。特に熱交換器部は胴内径と内部部品であるバッフル外径とのクリアランスが非常に少なく、また本体に取り付くノズルや部品点数も多くてその分溶接量も多いので、胴の真円度確保に細心の注意を払いつつ、ひずみが生じないような組立て手順・溶接手順・製作治具を日々検討しながら製作を進めました。おまけに本体はフランジ接続にて分割されているため、その分割部での折れ曲がりがないよう垂直度も保たなければならず、気の抜けない日々が続きました。

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